高精度な曝露評価技術に関する研究 −数値人体モデルの開発−

数値人体モデルの開発

妊娠女性モデル

無線機器等から発生する電波が妊娠女性(胎児)内部でどのように振る舞い、影響を及ぼすかをシミュレーションするために、千葉大学と共同で妊娠26週の日本人女性の数値人体モデルを開発しています。現在、このモデルは非営利の研究目的に対して、無償公開をしています。

胎児モデル(妊娠女性固有の組織を含む)
妊娠女性の腹部のMRI画像から作成した胎児モデル

妊娠女性の腹部のMRI画像から作成した胎児モデル

分解能:0.742×0.742×0.742 mm
組織:6種類(胎児、胎児の脳、胎児の眼球、羊水、胎盤、子宮壁)

妊娠時の体型に合うように変形した成人女性モデル腹部

成人女性モデル(HANAKO)の腹部変形には、自由形状変形(Free-form Deformation)を応用しています。

妊娠女性モデル
妊娠女性モデル
妊娠女性モデル

妊娠女性モデルは、胎児モデルと腹部を変形した女性モデルを組み合わせることによって開発しています。現在、妊娠26週に限らず、他の妊娠各時期の数値人体モデルについても開発も進めており、これらのモデルに関しても非営利の研究目的をもつ研究者に順次公開していく予定です。

妊娠週:26週
組織数:56種類
分解能:2×2×2mm
腹部形状:平均値に合致

  • 高精度な曝露評価技術に関する研究 −数値人体モデルの開発−
  • 電波防護指針値の適合性評価技術に関する研究
  • 医学・生物実験のための曝露装置の開発と曝露評価に関する研究
  • 数値人体モデルデータ提供のご案内
  • 医学・生物実験に関する報道発表
  • 生体EMCを理解するキーワード
  • EMC
  • NiCT
  • AERC