数値人体モデルを用いた数値シミュレーション
中間周波数帯(300Hz〜10MHz)の解析
近年、RF-IDや電子商品管理システム、IH調理器など、中間周波帯(300Hz〜10MHz)での電波の利用が進んでいます。しかし、中間周波数帯の生物影響に関する知見は少なく、影響評価を行なうための科学的根拠の蓄積が必要とされています。該当する周波数範囲に対して、ICNIRP(国際非電離放射線防護委員会)では体内に誘導される電流密度を基本制限としています。NICTでは、小児を含む様々な数値モデルに対して、中間周波数帯の磁界に曝露した場合の誘導電流密度の解析を行なっています。
成人男性および小児モデルに前後方向の一様磁界が入射した場合の誘導電流密度分布計算例(周波数20kHz)
- VHF/UHF帯における検討
- 中間周波数帯の解析