周波数30 MHz以下の電波は、従来、AMラジオ放送や、通信に使用されてきましたが、最近では、IH調理器や無線給電装置など、通信以外の目的で使われることが多くなってきました。
また、電化製品に広く用いられているスイッチング回路、インバータ回路は、数kHz以上の広い周波数に渡り電磁雑音(ノイズ)を発することが知られており、30 MHz以下の周波数帯の電波を正しく測る技術(高精度化)が望まれるようになってきました。
標準磁界法とは、理論どおりの正確な強さの磁界を発生させることができる標準ループアンテナを使って、較正する方法です。
写真は、左側の標準ループ(直径10 cm)から、正確な磁界を発生させ、右側のループアンテナ(直径60 cm)を較正している様子です。
強さが分かっている磁界がループを通り抜けたときに、アンテナから出力する電圧を測定することで、アンテナの特性(磁界アンテナ係数)を決定します。
ループアンテナの較正に使用する標準ループアンテナ(仲介器)は、以下の会社にて製造・販売を行っており入手することが可能です。直接お問い合せください。
「情報通信研究機構外販許諾契約」に基づく販売です。
株式会社協立テクノロジー Web: http://kyoritsutech.com/ TEL: 042-319-2868(担当:半澤) E-mail: hanzawa[@]kyoritsutech.com |
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